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高尾通信
高尾山薬王院有喜寺

高尾山頂の東側にあり、正式には高尾山薬王院有喜寺という。天平16年(744)に、聖武天皇の勅願により、行基が薬師如来を刻み、安置したのが開基とされている。永和年間に、京都醍醐寺の俊源大徳が飯綱大権現を祀り、修験道場として以来、時の武将達の帰依、保護を受け寺は栄えた。

仁王門は三間一戸の八脚門で、間口が3.62メートル、奥行2.72メートル、一重、屋根寄棟造、銅板葺。江戸前期の建築とされる。運慶作仁王像(八尺)を安置してある。

仁王門のすぐ正面にあるのが七間四面の薬王院本堂です。「高尾山」の額がすぐ眼に入ります。堂内の中央には護摩壇が設けられており、不動、座像不動(弘法大師作といわれている)が安置され、その各側には本尊の大日如来座像と左右に不動と愛染像が並んでいる。


飯綱権現堂は三間四面、屋根入母屋造り、銅板葺き。享保14年(1729)の造立で、周囲に回り縁をめぐらし、軒下の組物、彫刻に極彩色が施されている。

不動堂は間口、奥行とも3間、四方に回り縁を設け、屋根は宝形造り、銅板葺き。堂内の須弥壇とともに寛永年間の建立とされる。

本坊は昭和5年火災で焼失再建され、増築も行われてきた。ここ本坊はいわゆる寺院旅館であり、各地方に組織されている何々講中の宿泊が主である。なお近年は各団体や会社官庁学校などの研修会にも利用されているとか。     

寺宝として仁王門 大師堂 飯繩権現堂 奥之院、奥之院不動三尊像 本堂内安置の地蔵尊、高尾山薬王院文書二、五七三点いずれも都重宝に指定されている。 また永禄3年(1560)の北条氏康寄進状をはじめ、太田道灌、上杉謙信らが出した制札や印判状など多くの中世文書が残っている。



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ご利益

厄除け

飯綱大権現は、不動明王、歓喜天、迦楼羅天、叱き尼天、弁財天の5相を合体したお姿だと言われています。このため、その御利益は幅広く厄除けをはじめ、病気平癒、開運、学業成就、火防、と多岐にわたっています。恋愛成就なんてくると本当に何だと思ってしまう私ですが、そこはやはり信じるものは何とやら。くだらない邪心はすててお参りすればいいのかもしれませんね。

護摩

仏様の知恵で庶民の煩悩を焼き尽くしていただけるという御護摩供は、毎日9時30分、12時30分、14時、15時30分と4回に渡って行われています。早めに出かけて厳かな気持ちで御護摩により願いを祈願してみてはいかがでしょうか。

難転の実

『南天』は『難』を『転』するという意味あいもあって縁起のよい木とか。
錫杖をジャラジャラと動かし、自分の名前を書いた南天(=難転)の実にみたてた赤い玉に差し込んで箱にいれると、災い転じて福となしてくれるそうです。




授与品

厄除け、開運、家内安全、病気平癒、火防、学業等各種のお守り札は400円から。その他魔除けのお不動様の剣や瓢箪などもあり、ながめていてもなかなか楽しいなんていうのは、ちょっと不謹慎かな。

薬王院茶

忘れてはならない隠れた名品(!?)。高尾山麓に自生するサルノコシカケ、どくだみ、いちょうなど薬草や野草を乾燥させお茶として配合したもの。健康指向の現在にマッチしてなかなか好評とか。ちょっと漢方薬のような香りが、やはり効くのかなという気にさせる。
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