高尾の豆知識 


  


 高尾山縁起によれば、ここを開いたのは遠く聖武天皇の時代にさかのぼるらしい。

 この時代は、日本古代史の中で最も華やかな奈良時代であり、奈良の都には東大寺の大佛殿などが造営され、日本全国六十余州の各々の国には、国分寺が建立された。

 真言宗智山派大本山である高尾山薬王院は、奈良時代の天平十六年(744)に聖武天皇の勅命を受け、東大寺大仏の建立の悲願のため諸国に国分寺造営を命じた天皇の願いを達成すべく薬師の像を刻んだ行基菩薩が東国鎮護の祈願寺として、道を開いたと言われている。



4-21.もみじの縁結び


 高尾の紅葉はその美しさでも有名ですが、昔から人々に親しまれてきたのは「もみじの縁結び」によるものも大きいようです。

 紅く染まったもみじの葉に自分が想う人の名や詩を書いて高尾の谷から吹いてくる風に乗せてとばすと縁や恋いのとりもちをしてくれるというのです。

 このいわれは
 天河紅葉を橋に渡せばや七夕女の秋をしも待つ
(あまのがわ もみじをはしにわたせばや たなばたつめのあきをしもまつ)

 この歌で知られる中国の唐代の「紅葉の媒(なかだち)」の故事中国の故事からきているようで、唐の時代のこと、干祐(うゆう)という若者が、もみじに詩を書いて風にとばし韓夫人と結ばれたという恋の話です。

なおもみじはなるべく濃いものをひとつだけ選ぶそうです。濃いは恋につながるとか。みなさん試してみては。




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