高尾の豆知識 


  


 高尾山縁起によれば、ここを開いたのは遠く聖武天皇の時代にさかのぼるらしい。

 この時代は、日本古代史の中で最も華やかな奈良時代であり、奈良の都には東大寺の大佛殿などが造営され、日本全国六十余州の各々の国には、国分寺が建立された。

 真言宗智山派大本山である高尾山薬王院は、奈良時代の天平十六年(744)に聖武天皇の勅命を受け、東大寺大仏の建立の悲願のため諸国に国分寺造営を命じた天皇の願いを達成すべく薬師の像を刻んだ行基菩薩が東国鎮護の祈願寺として、道を開いたと言われている。



2-9.ご主殿の滝


 八王子城は天正18年(1590)に前田利家、上杉景勝らが率いる豊臣の大軍に攻め込まれ一日にして落城したといいます。

 この時悲劇の舞台となったのがこのご主殿の滝です。丑の刻(午前2時ころ)から約3万の兵からなる豊臣軍は城下を焼き払いながら本丸めがけて攻め込んできました。激しい12時間にもわたる戦いののちついに力つき落城となりました。八王子城の女房たちは自分の愛する夫や家族のあとを追い、愛児を抱きかかえ次々とその身を滝に投じたと言われています。

 今でもこの滝から水は流れ落ちています。土地の方でしょうか、滝のそばの慰霊塔の前には線香とお花が寂しげに飾られていました。



 

 

 



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