高尾の豆知識 


  


 高尾山縁起によれば、ここを開いたのは遠く聖武天皇の時代にさかのぼるらしい。

 この時代は、日本古代史の中で最も華やかな奈良時代であり、奈良の都には東大寺の大佛殿などが造営され、日本全国六十余州の各々の国には、国分寺が建立された。

 真言宗智山派大本山である高尾山薬王院は、奈良時代の天平十六年(744)に聖武天皇の勅命を受け、東大寺大仏の建立の悲願のため諸国に国分寺造営を命じた天皇の願いを達成すべく薬師の像を刻んだ行基菩薩が東国鎮護の祈願寺として、道を開いたと言われている。



1-7.秋に咲く桜、冬に咲くサクラ


 桜といえば3月から4月にかけて咲くもの・・・そんなふうに決めてかかっている方はいませんか。高尾にある森林科学園のサクラ保存林に来ていただくとその答えがわかります。

 多摩森林科学園では、昭和41(1966)年、サクラの老化と衰退を防ぎその復興をはかるため日本全国のサクラ品種の収集や保存、研究を開始しました。面積約8ヘクタールの保存林内に、250品種、2000本におよぶサクラがあります。 
 サクラは、種類によって花期は違いますが、一般的には2月の下旬から5月の上旬まで様々なサクラが開花します。
 しかし沖縄県から台北にかけてあるカンヒザクラは1月から2月に、東北地方から北海道にかけて多いオオヤマザクラは5月から6月ごろまた高山にあるタカネザクラは7月上旬、北海道東部に多いチシマザクラも7月ごろ咲きます。また変ったものでは秋から冬にかけて咲く品種もあります。また花の色もいわゆるピンク、いやサクラ色ではなく緑や黄色のサクラもあるのです。

 多摩森林科学園は、いわば、ここを訪ねるだけで日本全国の全種類のサクラが見られると言うことですね。八重咲きのものが多いようで都心からやや遅れて見頃になるようです。なお保存林内には幾つかの遊歩道があり、全てのコースを回ろうとすると、約4キロメートルほど歩かなければなりません。しかし山あり谷ありの各コースには様々な色形のサクラを見ることが出来、疲れなんか吹っ飛んでしまいます。



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