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高尾山の中腹に直径十メートル、長さ千三百四十メートルの巨大なトンネルを貫かせ、裏高尾の狭い谷間に巨大なジャンクション(連絡路)を建設する首都圏中央連絡自動車道、いわゆる「圏央道建設計画」は、高尾山の貴重な自然と文化財、そして周辺の生活環境を破壊するおそれがあります。
もちろん圏央道建設により利便性が向上することは否定しません。しかし、決めたことだからといって計画を強引に進めるのではなく、科学的・民主的な環境影響評価(アセスメント)を厳正におこない、計画の抜本的な変更、勇気ある撤回も含めて、環境への影響を最大限回避する方策を検討すべきです。
高尾山は、暖帯林と温帯林が接する豊かな植物相があり、千三百種以上の植物、百種以上の野鳥、五千種の昆虫などが生息している自然の宝庫です。開山以来千二百年の庶民信仰の山であり、「一木一草たりとも切るべからず」という長年の保護の結果、都心に近い場所ではまれな緑と自然が残されてきました。この自然を自分達の代で潰してしまうような愚かなことだけはしたくないものです。
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