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高尾山以外の圏央道問題



神奈川県における圏央道計画

さて、今回圏央道計画で多くのメリットを享受するとされた神奈川県の計画を見てみましょう。
神奈川県では、「さがみ縦貫道路」、「高速横浜環状南線」、及び「横浜湘南道路」を、首都圏中央連絡自動車道、即ち圏央道として位置づけています。

1.さがみ縦貫道路  

県中央部においては、南北に走る主要幹線道路が不足しているため、交通渋滞が各地で発生し、沿道の人々の日常生活にも大きな支障をきたしています。さがみ縦貫道路は、これらの交通渋滞を解消するため茅ヶ崎市西久保(新湘南バイパスと連絡)を起点とし、第一・第二東海自動車道、厚木秦野道路等に接続する自動車専用道路です。基本的に高架構造で、相横川とその沿川地域の良好な自然環境等と調和を図る計画となっていると説明されています。

2.高速横浜環状南線  

横浜市においては、市民生活、都市活動の基盤となる道路が不足し、市中心部に集中する交通により、各所で慢性的な交通渋滞が発生しています。
高速横浜環状南線は、横浜の都心部から半径約10〜15kmに位置し、横浜市郊外各区の相互連絡を容易にし、市の一体化を図るとともに、横浜中心市街地の交通混雑の緩和を図ること等を目的に計画された「横浜環状道路」の一部です。横浜横須賀道路から一般国道1号を結ぶ自動車専用道路で、途中、栄I.C・J.C.Tにて横浜湘南道路と接続しています。 全線の7割近くが地下または掘割構造で、残りの区間でも土地利用状況に合わせ20m幅の環境施設帯を設けるなど、周辺環境と十分な調和を図る計画となっていると説明されています。

3.横浜湘南道路

神奈川県南部を東西に走る主要な幹線道路である国道1号は、近年の都市活動の発展に伴い、交通量が増加し、慢性的な交通渋滞が発生しています。

横浜湘南道路は、「高速横浜環状南線」「さがみ縦貫道路」や供用中の「新湘南バイパス」と一体となって首都圏中央連絡自動車道の一部を形成し、広域的な交通の円滑化を図るとともに、地域交通の交通分担を適正化し、国道1号等の交通混雑を緩和する延長約7.5kmの自動車専用道路です。高速横浜環状南線の栄I.C・J.C.Tを起点とし、途中、一般国道1号の地下を通り、新湘南バイパスと一般国道1号に接続する道路で、ほとんどをトンネル構造としています。 

圏央道による整備効果としては、以下の通りです。即ち、年々混雑を極める首都圏の交通事情の解消のためにさまざまな道路整備が進められていますが、その中核となるのが3環状9放射ネットワーク構想です。現在、放射方向については整備が進んでいますが、環状方向は中央環状の東側、外かんの関越道から常磐道の間と圏央道の一部だけとなっているのが現状です。環状道路が完成し、放射方向の幹線道路と効率良くネットワークすることができれば、都心方面に流入する交通の適切な分散導入や通過交通を迂回させることができ、首都圏の慢性的な交通混雑の緩和に大きな効果が期待されるというものです。





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