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圏央道は、ここ高尾山のみではなく、建設予定地の様々の自然を破壊する「串刺し道路」です。建設予定地では、自然保護運動が展開されています。このページでは、これらの活動にスポットをあてて紹介してみます。いただいた情報は、随時掲載していきたいと考えていますので、どうぞメールをお寄せください。
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| 圏央道牛沼地区も事業取消を提訴 |
圏央道高尾山トンネルの天狗裁判に引き続き、圏央道関係で新たに道路建設を問う裁判が提起された。
2000年12月15日、圏央道牛沼地区(東京都あきる野市)に関係する地主4人、それに関係する借地人90人らは建設大臣を相手に、同大臣が2000年1月19日に行った圏央道牛沼地区(事業規模1.93km)の事業認定の取消を求める行政訴訟を東京地裁に提訴した。
牛沼地区の圏央道建設で道路公害の被害を被るおそれのある居住者を含む原告団総数101人はこの訴訟で、建設省の一方的な推進に協力しない地権者にたいし16年間にわたり一貫して、話し合いを拒否し続け土地収用法の適用はしないと「説明会」での約束も反故にするなど、信義に反する行為を繰り返し、裁判に訴えるほかないとしている。
訴状では、建設大臣の事業認可は、圏央道のアクセス道路となる国道411号線の渋滞をいっそう激しくし、通過交通量の激増からして大気汚染の悪化が予想されるが、尼崎・名古屋南部のように一定濃度以上のSPM差し止め判断が司法でだされた状況下で、この事業認定は違法な道路を拡大し、公害を激化させると主張。
また、圏央道計画と連動する「秋留台地域総合整備計画」の事実上の白紙撤回など、関連開発が破綻し道路計画だけが強行されていることや、圏央道に接続する新滝山街道(高規格道路)のアセスが実施されていない問題、さらに地権者の敷地内にある古墳時代後期の円墳「牛沼西龍ケ崎古墳」が本事業により破壊されることを訴えている。
そのうえで圏央道のアセス(実態は閣議アセスによるアワセメント)以来15年が経過し、事業の再評価を行うべきであるとしている。
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| 圏央道の再考を求める猿島野の会 |
岩井市内の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)ルートわきで、自然保護団体「圏央道の再考を求める猿島野の会」(木村陽治代表)が、オオタカの幼鳥が衰弱死しているのを発見した。
近くで巣が見つかったことから、同会は二十二日、建設省常総国道工事事務所と橋本昌県知事に対し、営巣地の保護と、二十四日から同工事事務所が同市などで開催予定の地元説明会の中止を申し入れた。 木村さんによると、オオタカの幼鳥は七月二十日、同市内の山林で衰弱している状態で発見された。翌二十一日、保護するため県の県西総合事務所職員などと共に現地に行ったところ、幼鳥はすでに死亡していたという。
幼鳥は体長四○aから五○aほど。今年の春生まれたが、えさが十分とれなかったことから巣立つ前に衰弱死したとみられる。
その後、木村さんと日本野鳥の会茨城県支部、栃木県支部会員が近くを調査したところ、巣が確認された。巣は約四年間にわたり、毎年使われているらしい。同じ巣から今年春、ひなが二羽生まれ、一羽は無事巣立ったとみられるという。
オオタカは巣から半径二`圏が繁殖期の行動範囲といわれている。環境庁と県のレッドデータブックでいずれも危急種に指定されており、山林や谷津田など生息環境が減少していることが危ぐされている。
岩井市などでは二十四日から、地元地権者などを対象に調査説明会が開催される予定で、常総国道工事事務所は今年冬から測量などを実施する計画でいる。
申し入れに対し、同工事事務所は「発見場所にオオタカの巣があることはすでに把握していた。把握した段階で国内でも屈指のオオタカの専門家に相談し、指導を受けながら生態調査などをやってきている。専門家から、この時期であれば測量をしても問題ないという指導を受けており、測量については予定通り進めていきたい。圏央道とオオタカは共存していく。今後さらに調査をしていく中で必要な保護策を取っていきたい」としている。
一方、圏央道東ルートでオオヒシクイ裁判を起こしている自然保護団体「ヒシクイ保護基金」の飯島博代表は「幼鳥が衰弱死したことはオオタカの繁殖条件がぎりぎりに近いことを示している。圏央道の建設によってさらに条件を悪化させれば繁殖ができなくなってしまい、共存はできない。県も積極的に保護していこうという姿勢がみられない」と話している。
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| 牛久の自然を守る会 |
圏央道の環境アセス、やり直し求め要望書−−自然保護団体、オオタカ発見で /茨城 ◇知事らにやり直し求め要望書
平成13年1月、牛久市内で、傷を負ったオオタカが発見され、2日後に死んだことを受けて、自然保護団体「牛久の自然を守る会」(飯島博代表)は2月13日、橋本昌知事らに圏央道の環境アセスメントのやり直しを求める要望書を提出した。
要望書は、橋本知事と鈴木昌信・国土交通省常総国道工事事務所長あてに提出された。
同会は、工事を中断して環境アセスメントのやり直しや、同市中根町周辺でのオオタカの生息状況の調査や情報の公開などを要望している。
(毎日新聞2001年2月14日)
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| 雁を保護する会 |
茨城県の霞ヶ浦湖畔, 江戸崎町の小野川流域に関東で唯一のガン類の越冬地があります。
1960年代に関東からガンの越冬地は失われてしまいましたが,
1980年代にここにオオヒシクイ middendorfi のほんの小さな群れが定期的にやってきていることが見つかりました.
その数は50羽程度でずっと推移しています. また, 1984年以来本会ではカムチャツカでのヒシクイ2亜種の首環標識による渡りの追跡調査を進めておりますが,
ここの群れには標識鳥が観察されておらず, わが国に越冬するオオヒシクイ middendorfi の他の個体群と由来を異にするものである可能性があります.
1991年3月, この渡来地の一部を通過する首都圏中央連絡自動車道(圏央道)計画の環境影響評価準備書が沿線市町村において縦覧されましたが,
その中にオオヒシクイに関する報告が無く,
調査のずさんさが市民団体によって指摘されました。
計画者である茨城県と建設省は92-93年度の2冬にわたって業者に委託してオオヒシクイについての追加調査を行ない,
茨城県と建設省が設置した「ヒシクイ保護策検討委員会」(委員長: 黒川 洸 筑波大学教授)が調査結果から提言をまとめ,
さる94年3月半ばに記者発表しました(報告書自体は公開されていません). これは,
すでに高圧送電線等の影響によって圏央道が通過する引舟地区はオオヒシクイに利用されていないので圏央道とオオヒシクイは共存可能であるという内容でした.
これが記者発表されてまもなくの3月28日茨城県の都市計画地方審議会が開かれ,
渡来地の一部を通過するルートが可決されてしまいました.
関東地方へもっとたくさんのガン類を呼び戻すためにも,
この関東唯一の渡来地の環境を保全・改善し, その核となってもらわなくてはなりません.
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