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 「ためしてみよう 花粉症対策」は、毎年この季節が近づいてくると憂鬱になるあなたのために花粉症を徹底研究。その対策をご紹介します。




ハーブで花粉症対策


 アロマセラピーが植物の芳香成分を抽出してできた精油を活用するのに対し、ハーブ療法は植物全体をそのまま活用するものです。ハーブティーは薬ではないので、完璧に効くとはいえないところもありますが、症状などが改善したという人はよくききますし、花粉症に悩むとハーブティーを愛飲する人もいるようです。
 成分によって免疫機能を強化したり、炎症や痒みを抑えるといった効きめがあり、化学的に生成された薬品よりもハーブの自然で穏やかな作用を好む方は大勢います。ハーブはそれぞれの植物に様々な効用があります。花粉症の代表的症状である鼻や喉、目などの問題に直接作用するハーブもありますし、また免疫系統に働きかけ花粉症の症状を和らげる効果のあるハーブもあります。ハーブは自然の有効成分がたくさん含まれているため、欧米では「処方薬」として利用されるほどです。WHO(世界保健機構)では、これらのハーブを使用して、出来るだけ薬に頼ることなく健康管理を行うことを推奨しています。

ネトル

 ネトルはフラボノイドや葉緑素、それにビタミンやミネラルを豊富に含むハーブとして知られ、アトピーやリウマチなどのアレルギー疾患に体質改善の目的で用いられます。欧米では「家庭の薬箱」として利用されていることも多く、メディカルハーブ、ハーブメディスン等と呼ばれる自然のハーブなので、安全性が高く、副作用がありません。ちなみにドイツなどでは春先にアレルギー予防にネトルなどのハーブを積極的に摂取する療法を春季療法と呼び、現在でも続けられています。
 臨床的には、前立腺肥大やリュウマチなどの関節炎に対して効果があることが、実証されています。ネトルはビタミンCやミネラル分が豊富で、アレルギー抑制作用があり花粉症では高い効き目があるとされるとして今注目を集めています。花粉症以外のアレルギー改善にも効果があります。また、血を綺麗にする効果もあります。花粉症対策のハーブティーとして飲む場合、花粉が飛散する少し前から飲み始めるのが効果的のようです。2〜4月に花粉が飛散するスギ花粉であれば、1月頃から飲み始めるようにしましょう。


ペパーミント

 独特な爽快感を持つペパーミントは、ミントということからも分かるとおり、スーっとした清涼感のある香りが特徴的なハーブです。ペパーミントは、風邪と同様に、むずむずする不快感を軽減して鼻をすっとさせる働きがあります。胃腸を適度に刺激してくれる作用がありますので、食欲不振、食べ過ぎ・飲み過ぎ、胃痛・腹痛、消化不良など、胃腸の不調に効果的です。メンタル面では鎮静効果がありますので、すっきりリフレッシュしたいときに最適のハーブです。花粉症には、鼻づまりや咳などの緩和に効果のあるハーブです。。


カモミール

 花粉症でイライラした気分を穏やかにして炎症をやわらげるのはカモミールです。フルーティな少し甘い香りのするハーブです。カモマイルとも言われ、一般的なのはジャーマンカモミールとローマンカモミールです。ハーブティーなどではジャーマンカモミールが、アロマとしてはローマンカモミールがよく使われているようです。カモミールには実に様々な効能があり、胃腸の調子を整えたり、鎮痛・鎮静効果や殺菌・消炎効果、花粉症などのアレルギー症状を緩和する作用もあります。不眠の人などには、お休み前のカモミールミルクティーなどがおすすめです。

エルダーフラワー

 エルダーは9mほどの高さになる木で、色々な民間伝承があり「万能の薬箱」と呼ばれるほど多くの病気の治療と予防に効果があるとされてきました。エルダーの木は歯痛を治し、蛇、蚊、いぼを防ぎ、神経を鎮め、発作をおさえ、金属の食器から毒を消し、家具の虫よけにもなるなど、まさに「万能の薬箱」と言われるはずですね。17世紀には「粘液浄化薬」として好まれ、鎮咳去痰薬として、また利尿薬として用いられました。和名は「西洋ニワトコ」、ハリーポッターに出てくる「ニワトコの杖(elder wand)」で有名です。病気や悪霊を寄せ付けない厄除けの効果があるとも考えられ、屋敷の近くに植える習慣があったそうです。この木が庭にあれば歯痛から疫病まで何にでも役立ち、実を食べると不老長寿が叶えられるとも言われています。

 エルダーフラワーは、甘いマスカットのような香りのするハーブで、抗ウイルス・抗アレルギー作用がありますので花粉症の症状緩和には効果的です。発汗作用、保湿作用、収斂作用、解毒作用、消炎作用、去痰作用などもあります。飲んで美味しいのはエルダーの花のお茶(小さじ1杯のハーブを200CCの熱湯で3分抽出してから濾して飲みます)です。癖のない味とのんびりさせる優しい香りなのでこれなら小さいお子さんも飲んでくれるでしょう。ハチミツを加えれば更に美味しくのめるでしょう。


マロウ

マロウのハーブティーはとても鮮やかなブルーですが、時間がたつにつれて空気中の酸素に反応し、紫色に変化していきます。レモンを数滴加えると、鮮やかなピンク色へと変化します。 色の変化も楽しめるこのお茶は、「夜明けのハーブティー」や「サプライズティー」とも呼ばれています。マロウは、やわらかい若い葉は野菜として食用され、花、葉、根はお茶として古くから利用されてきました。現在では世界中で栽培され、変種は1000種にも及ぶといわれています。気管支炎や咳などの呼吸器系の病気を改善したり、タバコを吸い過ぎて咳が止まらなくなった時に飲むと呼吸が楽になります。浸出液でうがいするとのどの炎症をしずめ、痛みが和らぎます。また、便通を促す作用があり、からだの毒素を排出するので、花粉症や便秘、ニキビなども改善します。



ハーブティの作り方

お湯を沸かし、ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
ティーポットにハーブを入れて、沸騰したお湯(200〜300ml)を注ぎ、ポットカバーなどをかぶせて保温しながら約10分待ちます。
ポットのふたを開けてスプーンで軽くかき混ぜてからカップに注ぎます。
お好みで、はちみつなどで甘みをつけてもいいですね。ハーブの薬効をしっかりと抽出するためには10分間程度の蒸らし時間を必要としますが、ハーブティー初心者の方は3〜5分間の蒸らし時間から始めてみてください。それでも十分に香り高いハーブティーになります。

ハーブティーには薬効があるので、むやみにハーブの量を増やさないようにして、1日に2〜3回までが適当です。お湯の量は好きに調整していいので好みに応じて、また、幼児に飲ませる場合はごく薄くしましょう。自然の薬効成分を含み、爽やかな香りがリラックス効果を促すハーブティーですが、飲み慣れていない人には香りがきつく感じることもあります。そんな場合は氷の入ったグラスに注いでアイスハーブティーにすると飲みやすくなります。もしくは、甘みを加えると美味しく飲めます。また、なるべく精白砂糖を使わずに、はちみつやサトウキビ糖、メープルシロップなどの自然な甘みがおすすめです。はちみつにはマイルドな殺菌作用と喉の痛みをやわらげる働きもあります。



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 今や国民病とまで言われるほど患者が増えている「花粉症」ですが、日本で初めて花粉症が発見されたのは、以外に遅く約40年前の1961年、アメリカから渡ってきた外来種の植物・ブタクサの花粉だったといいます。
 また、スギ花粉症については、それから遅れること2年の1963年、日光で初めて報告されたのです。 ところが発見されるやいなや、あっという間に患者は急増し、1996年には、なんと日本人の10人に一人の割合である、1200万人いると言われているのです。





 
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