高尾の冬


  

高尾山 冬の楽しみ


        


 春のハイキングシーズンや秋の紅葉シーズンには例年多くの人が訪れるのだが、冬になると登山客は減る傾向にある。当然でしょうね。でも、実は、冬にも高尾山の楽しみはあるのです。いやいや冬だからこその高尾山の魅力があるのです。

冬そば

 そのひとつは、高尾山冬の風物詩、山麓や山頂の各店舗で振舞われる「冬そば」です。なかでも「とろろそば」は、古くから信仰の山として知られている高尾山で、登山で疲れた参拝者に疲れを癒す力のある「とろろ」を、消化吸収の良いそばに乗せて出していたことから広まったと言われている。
 そして、冬そばキャンペーンは、高尾山の名物「とろろそば」の魅力をアピールするために始まった、そば屋さんをめぐるイベントです

 ところで、高尾山は登山コースが東側に集中しているため日が落ちるのが早いということに気をつけなければなりません。特に冬場は晴れた日でも午後2時には山道は暗くなり始め4時前には麓に到着するようにしないと危険です。



ダイヤモンド富士

 高尾山は、太陽が最も南の位置となる冬至の前後の時期だけダイヤモンド富士を観察できることで知られている。日の出や日没時に富士山の山頂部と太陽が重なる「ダイヤモンド富士」は、年2回、富士山と太陽の角度の合ったタイミングだけ見ることができる。富士山の東側に位置する東京では日没時のみ観察が可能。富士山頂に向かって太陽が沈む形になる。見頃、つまり日没は16時~16時30分ごろ。

 カメラを三脚で構えるカメラマンは午前中から来ていた人もいるほどの人気ぶりで、毎年、日没の1時間前となる15時頃には頂上の広場ににわかカメラマン、仲良しグループや家族連れなどでいっぱいになるほど。夕日が富士山に完全に沈んで終了になると、誰からともなく拍手が沸き起こり、ほとんどお祭り騒ぎ。「ダイヤモンド富士」の見頃に合わせてこのように観光客も増えることを受け、この期間、ケーブルカーの運転時間を18時まで延長して対応している。



初日の出

 大晦日のうちに山頂の十三州見晴台まで登り、ご来光を眺めながら新しい年の無病息災を祈ろうという人たちで百数十基の春日灯籠の並ぶ参道は終夜人の波が続きます。

 薬王院大本堂では、除夜の鐘が響き午前0時になると護摩火が焚かれ数度にわたり、新春を寿ぎ、特別開帳大護摩供がおこなわれます。大本堂の護摩壇で読経のなか、一年の無病息災、家内安全を祈願して厳修され、午前3時頃まで祈祷が続きます。
 その後、6時30分ごろから初日の出の際にご来光を仰ぎ、1年の安全を祈願する「迎光祭」が予定。晴れていれば横浜方向から昇る日の出を見ることができる。

 迎光祭に合わせて、京王線は都心から高尾山口までの臨時列車「迎光号」を運行。山頂への交通手段のひとつである高尾山ケーブルカーは終夜ピストン運転をしていますが、かなりの人出で混雑しており、1号路の参道を登っていったほうがよいでしょう。

 山頂はかなりの混雑ですから、日の出を見るいいポジションを確保するためには少し早めに到着しておく必要があり、日の出前の寒さを考え防寒には十分に配慮する必要があります。
山頂の各店で熱い高尾名物のとろろそばをすする楽しみをお忘れなく。
 高尾山では開運天狗うちわに人気があり、厄除け、家内安全等を祈願する人は一夜で数万人といいます。



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